ブログ一覧


秋は空き巣被害が最も多い時期です!

window_film_bridge

国家資格1級ガラスフィルム施工技能士

窓フィルムBridge_栗野 孝太

 

お疲れ様です。毎度の栗野です。今年も残すところ3カ月をきりましたね!私の家の近所でも最近、空き巣犯の下見なのか、怪しい人がウロチョロ、マーキングが発見されたりと、子供もまだ小さいので少し不安な日々が続いております。空き巣被害は、月別で見ると、10月が一番多く、二番目に11月が多いみたいです。今日は、防犯対策について書かせていただきますね。最後までお付き合いください。

 

 

 

この記事を読むための時間:5分

侵入窃盗(空き巣)件数の推移

侵入窃盗の認知件数は、平成15年から減少し、令和5年は一時的に増加したものの、年々減少傾向にあります。当然、認知されていないものや未遂もあると思いますが、近年、防犯対策についてニュースで取り上げられたり、ホームセンターで防犯対策コーナーが設置される等、防犯リテラシーが高くなってきていることも要因として考えられますが、それでも一日当たり44件ペースで侵入窃盗が発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っています(警視庁統計データより抜粋)。

 

空き巣被害が最も多い季節は「秋」

住宅を対象とした侵入窃盗が一番多いのが「10月」、そして「11月」が二番目に多く、秋口から毎年、空き巣被害が多く発生しております。これは、行楽シーズンで長期の外出が増えたり、比較的過ごしやすい気候となり、窓を開ける機会が多くなったりすることが要因と考えられます。

空き巣被害が最も多い曜日は「月曜日」

警視庁公表データによると、空き巣被害は月曜日が最も多く、次いで金曜日も同様に多く侵入被害が発生しています。プロの空き巣犯は必ず、犯行に先立って周辺の下見を行います。警察庁の統計によると、空き巣の半数以上が下見の際、「留守かどうか」をチェックするといわれています。月曜日は休み明けで留守の方が多く、金曜日は翌日が休みということもあり、いつもの平日より遅くまで外出されるケースも要因になっていることでしょう。

空き巣被害が最も多い時間帯は「10時~12時」

空き巣って夜間に入るイメージないですか?警視庁データによると、夜間ではなく平日の日中に侵入されるケースが多く、特に10時~12時の時間帯が最も多く被害に遭われています。平日の午前中はお買い物等で外出しがちな時間帯で狙われやすい時間帯なのでしょう。

空き巣の手口

【こじ破り】

マイナスドライバーを窓ガラスとサッシの境に打ち込むことで、錠前付近のガラスを破壊するガラス破りの手段です。こじ破りは、窓全体を割るのではなく、錠前部分だけを小さく割って、そこから手や指を差し入れて鍵を開ける手法です。大きな音が立たない為、利用されることが多い手口です。

【焼き破り】

バーナーなどでガラスをあぶって熱し、その後、水や瞬間冷却スプレーで急速に冷やすことでガラスを破損させます。以前、熱割れ(=猛暑で窓ガラスにヒビが入る?? | 窓フィルムBridge)の解説をさせていただきましたようにガラスは温度差のギャップで簡単にヒビが入り割れます。焼き破りは、音を立てずにガラスを割ることができます。

【打ち破り】

バットやバール等の硬いもので衝撃を与え、強引突破する手口です。ガラスを割る際、大きな音が立つので、プロの空き巣犯は打ち破りより、こじ破りや焼き破りの手段をよく使われます。

Burglary method

防犯の4原則とは

防犯対策をするにあたって、重要な指針となる「時間」「光」「音」「目」の防犯4原則を抑えておくことで、空き巣犯が「ここの家は侵入するのを辞めよう」と、抑止できるポイントとなり得ます。

 

【時間】

時間は、侵入を諦めるために重要な要素です。侵入や窃盗に時間がかかると、犯行を諦める可能性が高まります。時間がかかってしまうと、目撃されてしまったり、通報されて捕まったりするリスクが高くなるためです。鍵開けに5分以上で約7割、10分以上で約9割が侵入を諦めるというデータがあります。

対策:防犯フィルム、補助錠、シャッターetc

【光】

侵入者は暗い場所だと自分の姿を隠しやすくなります。そのため、「光」を使って、家の周辺を明るくするのも防犯対策に有効です。周囲の人や住民に発見されるリスクが高まり、犯行がおこないにくくなります。夜間でもなるべく家の周辺が明るくなるように工夫してみましょう。

また、常に暗い家は不審者に「不在」と認知され、狙われやすい傾向にあります。

対策:人感センサーライト、部屋電気の自動点灯etc

【音】

侵入者を威嚇し、周囲に異常を認知させることも防犯対策において重要です。家に侵入しようとした場合や物品を取ろうとした場合に、ブザーやサイレンが鳴れば周囲に気づかれるリスクが高まるため諦めさせることにつながります。

対策:防犯ブザー、サイレン、砂利etc

【目】

地域や近隣住民の目のことです。地域住民が連帯感を持ち、不審者や犯罪者に目を光らせて地域全体で安全を守ることです。警察の調べでは、空き巣犯が犯行を諦める一番の理由として、『近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られたりすること』が挙げられています。近所付き合いが活発なコミュニティや、ご近所同士の距離が近くて人が多いような地域は、それだけで犯罪の抑止になり得ます

対策:自治会、情報収集、近隣付き合いetc

防犯フィルム

侵入されるほとんどが、鍵の無施錠かガラスを割られての侵入、ほぼこの二択です。しっかり施錠していても侵入されないよう、窓ガラスに防犯フィルムを貼ることは得策です。侵入後の対応をしてくれるセキュリティ会社様の多くは防犯フィルム施工を推奨されています

 

CPマークとは

防犯フィルムにはCPマークが付与されるものと付与されないものの大きく2種類ございます。CPマークとは、警察庁、国土交通省、経済産業省などの団体によって設立された「官民合同会議」が、侵入攻撃に対して5分以上耐えれるか等、厳しい試験に合格した製品に与えられます。CPマーク付の防犯フィルム施工後に、CPマークシールを貼付することができ、プロの空き巣犯はCPマークが付いている窓ガラスは対策済と認識し侵入を諦めるとされています。CPマークは、施工技能士1級又は2級資格者によって申請することが出来ます。窓ガラスだけでなく、ショーケースにも施工することができます。当店ではCPマークの付かない防犯フィルムも勿論貼らせていただいておりますが、8割以上のお客様は、CPマーク付防犯フィルムを選ばれまております

 

protection film

CPマーク付防犯フィルムの施工条件

CPマークの付いた防犯フィルム製品は、現時点(2025.10)で14製品ございます。原則として、5mm厚以上のガラスへの施工となりますが、3mm厚複層ガラスへのCPマーク付防犯フィルムの施工はその内4製品に限られますが、CPマークシールの貼付が認められています。他にも下記の条件を満たさないと、CPマーク対象の防犯フィルムを貼った場合でも、CPマークシールを貼付することは出来ませんのでご注意ください。

 

【CPマーク貼付条件】

・ガラスの厚みが5mm以上の単板ガラス又は3mm厚の複層ガラスであること

・クレセント錠(鍵)がサブロック機能付きであること

・1級又は2級の施工技能資格者による施工であること

・可動式窓の場合は補助錠を付けること

・全面貼りであること

Security Film Product List

ガラスの厚さ測定

色々、ガラスの厚みを計測するものはございますが、私が普段使っているのは、BOHLE ガラスシクネスゲージというガラス厚計測器でございます。とてもシンプルで、ガラスに計測器をあて、反射を利用して、正確に厚みを測ることが出来ます。ガラスを外すことも、ガラスを傷つける心配もありません。2,000円程で購入でき、コンパクトなので愛用しています。

 

Glass thickness measuring device

まとめ

防犯フィルムは、ガラスフィルム製品の中では最も高価なフィルムです。一般的なフィルムと比べ、厚みは約7倍近くあり、サンプルを手にとって見ていただくと、納得される程の厚みと強度を感じていただけます。物騒な世の中でなければ、必要のない製品かもしれませんが、一向に侵入犯罪や闇バイトはなくならず、次々に模倣犯が出てくる時代です。料金は決してお安くはございませんが、大事な家族や家財を守り、少しでも安心感を得たい方は是非、お近くの防犯フィルム施工業者へご相談、ご検討してみてくださいね。

最後までご一読いただきありがとうございました。

 

窓フィルムBridge 栗野

 

LINE_button

プライバシーポリシー  /  特定商取引法に基づく表記      Copyright (C) 2025 窓フィルムBridge All rights Reserved.